読書8-13『日本人に生まれて、まあよかった』Ⅲ

明日がいよいよ宿泊的行事。まだ準備をしていない。

~多くの日本人が積極的にアメリカとの軍事同盟の意義を認めつつあるようです。そうである以上はその同盟関係をより有効なものとするよう、その同盟によって戦争でなく平和が結果するよう同盟の維持強化を工夫しなければならないでしょう。~

安倍政権が集団的自衛権を行使できるようにしたのも、「同盟関係の有効化」「同盟の維持強化」に対する一つの答えなのだ。自国の平和を維持するために、他国(アメリカ)が行う戦争に加担するという図式である。

~大多数の米国人にとって日本人と中国人の区別はつきません。日本人が米国を知るほど米国人は日本を知りません。日本語が読めるアメリカ人の数は英語が読める日本人の数の1000分の1以下という非対称的な関係にある。~

日本はアメリカのことを理解しようと努めているが、アメリカからすれば数多の友好国の一つに過ぎない。悲しき片思いである。

~日本という同盟国は米国と民主主義や自由という価値観を共有する国であるということを両国民にもっと積極的に知らせて、その点を強調しなければなりません。~

「両国民に」としているが、きっと筆者も米国にもっと知らせねばならないと思っているだろう。(R5.9/27記)