読書8-13『日本人に生まれて、まあよかった』Ⅱ

今週行われる宿泊的行事、来週は研究授業。よくもまあこんなに重ねてくれたもんだ。しかも生徒指導上問題が覆いかぶさる。パニックになりかけたが、落ち着いて一つ一つの問題を片付けるしかない。どうにかこうにか処理して20分の割り振りを取って職場を離れる。帰りにスタバで読書。

~日本が長い平和を享受できたのは、隣国と陸続きの国境を持たない島国という地理的事実と関係します。~

~日本が長い歴史を通じて異民族に征服されなかったのは、周囲を暴風を発生する海で囲まれていたという地理的事実に由来するのです。~

もし陸続きであれば、隣国からいつ攻め入られるか分からない緊張状態だったわけだ。

~日本が人民解放軍に占領されたらどうなるかなどという場合を想定すること自体が良からぬことのように思っているのだとしたら性善良かもしれないが、お人好しで無責任と言わざるを得ないでしょう。~

私が所属する組合でも「教え子を戦場に送るな」「憲法9条を守れ」というスローガンを耳にする。戦争に反対することに全く異論はないのだが、戦争をしないと言い切ったときに、尖閣諸島などの問題に、どう対処するのかは見えてこない。

~中国と韓国は実際問題として日本の悪口を言う言論の自由しかない。そんな近隣諸国であってみれば、その善意に期待しても、日本の平和と安全を維持できるわけではなさそうです。~

日本国内にいるだけで日本の情報しか入手しなければ、何の危機感も抱かないのかもしれない。世界的な視野からすれば、日本という国は、いつでも他国から狙われるような弱い国なのかもしれない。(R5.9/26記)