映画『高速道路家族(2022)』

高速道路家族(2022)HIGHWAY FAMILY 監督 イ・サンムン

来週に迫ったボランティアの練習を行い、レトルトカレーを食べて、隣市のミニシアターへ向かった。天気がいいのでサイクルシネマ。最高気温32℃らしいが、風が涼しく気持ちよい。

本作は評価はそれほど高くはない。でも韓国映画だけに期待して鑑賞に臨む。監督はイ・サンムン。脚本も手掛けている。注目俳優はキム・スルギ大島優子似だ。

正直、期待したほどではなかったな。サービスエリアに棲みつくホームレスという題材はとてもいいと思う。昨日カフェで読んだ自動車雑誌の漫画にもそんなことが描いてあったし、日本でも社会問題になっているのかもしれない。私は、『パラサイト』のような展開を期待していたのだが、二匹目のどじょうではなかった。

『パラサイト』は貧困層と富裕層という格差社会を問題にしている。半地下の貧困層が、富裕層の住む豪邸に巣食うという構図が痛快なのだ。しかし、本作は違う。貧困層と善良な市民という対比だ。父親は人のよさそうな市民を狙い、同情心を煽って金をだまし取る。観ていて腹立たしいというか気分が悪くなった。また、事情や背景があるにしろ、その家族を自分の家に連れてきてしまう、という人物にも共感できなかった。まだほかにも納得できない部分はあるが、これぐらいにしておこう。

帰りは夕日を浴びながら、自転車こぎ漕ぎ。スポーツ用品店によってグランパスの何年か前の限定ユニフォームを割引価格で買ってしまった。明日はこれを着て参戦だ。(R5.6/17記)