読書8-6『「自分には価値がない」の心理学』Ⅷ

価値には内面と外面の2つがあるのだ。

~自分の価値には内面自己としての価値(自分の人格的な側面)と外面自己(業績、評判、地位、容姿など第三者が見えるもの)としての価値がある。~

今の私には内面自己としての価値しか関心がない。業績なんてないし、評判もよくないだろうな。ただの平教師だし。ただ容姿は、相手を不快な気分にさせないように小ぎれいにしているつもり。

~人は誰でも内面自己と外面自己の価値を充実させるべく努力する。そしてそれが自分を成長させ社会に貢献することにもつながる。~

かつての私は、業績とか、評価とかばかり気にしていた。外面自己価値を高めることばかり考えていたのだ。

~人生の後半になると、より自分自身へと関心が向き、心の成熟や統合が重要な関心事になる。つまり人生の前半は外面自己価値の充実が大きなテーマになるのであり、この時期にこの努力がなければ成人としての自信と自己価値感を得ることは難しい。~

私は、外面自己価値に関心を置く期間が長すぎたのだ。せめてもう5年早ければ、自分の地位や業績にあきらめをつけておけば、苦しむこともなかったのだ。

~無価値感を卒業するためには内面自己を重視することである。外面的自己価値とは他者との比較であり、他者に依存する評価だからである。~

『』私は休職していたころ、ある本を読んで、自分があまりに何も知らないこと、あまりに成長していないことに途方がくれた。今、私は自分の人格向上にしか関心がない。そのために、本を読み、視写をして、ブログを書いて、という生活を始めて今に至るのだ。(R5.6/14記)