読書8‐2『傷つきやすくて困った人』Ⅲ

傷つきやすくて困った人が増える原因が挙げられている。

~失敗させないように配慮する過保護な子育ての影響がある。思いどおりにならずに辛い目に遭ったり厳しい状況に追い込まれたりする経験が乏しいために、失敗を過度に恐れる人が多くなっている。~

親として、自分の子育てはどうだったろうか。過保護であったかどうか自分でなかなか判断できない。どちらも今のところ「傷つきやすく困った人」ではないので、過保護ではなかったのだろう。

~「ほめて育てる」という過保護なしつけや教育のせいで叱られることに慣れていない。そのため注意されることへの対応力が身についていない。~

ただ教員として、「ほめて育てる」を意識してしまいがちだ。びしびし叱ることの意味をあまり感じないのだ。どちらかというと子どもとぶつからない楽な道を選んでしまっている気がする。その点は反省しよう。

~今の日本では欲求不満耐性を鍛えるどころか、我慢さぜずになんでも欲求を満たしてあげるような子育てが横行している。~

だが、孫、とくに孫娘には正直、甘々である。祖父母として、なんでもほぼ欲求を満たしてやってしまっている。少しは「我慢」というものを考えさせてもよいのかもしれない。(R5.5/9記)