読書7-6『子どもに勉強を教えるな』Ⅶ

筆者が提唱する「自学自習」について書かれている。

~多くの人が、子どもは勉強が嫌いだと思っているでしょう。でもそれは大きな間違いです。子どもたちは強制的にやらされるのが嫌いなのです。強制がなければ勉強を嫌いになることはありません。それどころか、子どもたちは生まれながらに勉強が大好きです。~

そうだろうな。子どもたちが自分の興味関心に応じて、自分のペースで、学習出来たらどんなに素敵だろう。だが、現実は違う。その学年で身につけねばならない資質、能力が、学習内容が事細かに決められている。それは結局は、強制でなくてはならない。

~「人から教えてもらったことは身につかない。自分が学んだことだけが身についていく」この信念を得た私は、「自学自習」という学習法にたどり着いたのだ。「自学自習」とは文字通り自ら学び習得することです。その基本となるのは、自分でやらせる。自分で考えさせる。自分で学ばせる。~

~私の保育園で行っている指導は、「読み」「書き」「計算」「体操」を組み合わせた反復練習なのです。毎日、文字を書く練習と計算、そして読書と体操を20分間ずつ行っています。この反復練習によって自ら学ぶことが体に染みつき、自学自習のスイッチが入るのです。~

「反復練習によって自ら学ぶことが染みつく」ということをもう少し分析的に知りたく思う。が、ポイントは「保育園で」というところだろう。私の孫を見て実感するのだが、文字への興味を持ちだすのは、小学校前なのだ。そこでの興味や意欲を使って学ばせるのだろう。(R4.12/7記)