読書『 資本主義の終焉と歴史の危機』Ⅷ

現在読んでいる本『日本のエリート』(橘木敏詔著)にも、「成長戦略は必要であるが負の成長率をゼロ成長率(すなわち定常経済)にするので充分であり、現政権のいう成長率2~3%は悪い副次効果を生む」とあった。政府の言うがままに、豊かさを追い求めてはいけないのだ。

~豊かさを「必要なものが必要なときに必要な場所で手に入る」と定義すれば、ゼロ金利ゼロインフレの社会である日本はいち早く定常状態を実現することで、この豊かさを手に入れることができるのです。~

まさに今、必要なものが必要なときに必要な場所で手に入る。

~そのためには「より速く、より遠くへ、より合理的に」という近代資本主義を駆動させてきた理念もまた逆回転させ、「よりゆっくり、より近くへ、より曖昧に」と転じなければなりません。「脱成長という成長」を本気で考えなければならない。~

少し前に「スローライフ」という言葉が流行ったな。そして地産地消なんて言葉も思い出した。アバウトでいい、もやっと、とかも言うぞ。基本的に、ゆるくしていけばいいんだ。しかし、変えれないだろうなあ。