読書『 仕事で成長したい5%の日本人へ』Ⅷ

パッションに関する記述が一番多いなあ。

~パッションを最初から持っている人が一番強いのです。パッションというのは理屈で決めるものではありません。どこか本能的な部分で好奇心をかきたて、ワクワクさせるようなものです。自分がわくわくするようなことをまずは探してみる。次第にパッションの輪郭が見えてくるようになります。

パッションの重要性はわかった。だが、ひとたび職場に行くと、そして子どもを前にすると、パッションのことなど吹き飛んでしまう。職場に行くや否や処理すべき仕事が積まれている。そのやりくりで翻弄されてしまう。

~「このままの状態で一生を終えて幸せだろうか。」もし幸せだと感じるのなら余計なことを考える必要もないし、新しいことに挑戦する必要もありません。でももし幸せだと感じていないのなら自分の頭で考え始めることです。それも負担や苦痛をもってではなく、楽しみを持って。考え続けていれば突破口が見つかるはずです。~

私もよくお年寄りに「幸せですか」と聞くことがある。そう簡単に答えられる問いではない。楽しみを持って、楽しんで、というのも自分にとっては難しい。

~「何を求める、風の中ゆく」人生とはこの句のようなもの。大それたことは成し遂げようなどと力まず、自分の身の丈に合ったミッション、ビジョン、パッションをもって本気で取り組んでいけば、成長は自然についてきます。~

「何を求める風の中ゆく」は種田山頭火の句。ミッション、ビジョン、パッションとは相容れない意味ではなかろうか。