読書『こんなリーダーになりたい』Ⅳ

今回はマザー・テレサだ。

~人は弱い存在である。しばしば迷うし欲も出る。わがままにもなる。そんなとき心を鎮め、きちんとした場所に自分を戻してくれるもの、それは神を信ずる心なのかもしれない。私はキリストのためにしているのです。神に捧げた身ですから。~

人は弱い存在だと自覚することが大切だ。「強くあらねば」「負けてはならない」と思ってしまいがちだ。そんなところから対抗意識や競争意識が生まれてくる。人と争う、競うというところからいろんな問題が生じる。

「強くあれ」「誰にも頼るな」と人は言う。そこから驕りが生まれるのではないか。そうではなく、弱いと思っているから、信じられるのではないか。神であろうと、仏であろうと。
~「主よ、私をあなたの平和の道具としてお使いください。憎しみのあるところに愛を、悲しみのあるところに喜びを、争いのあるところには許しを、絶望には希望を、理解されることよりも、理解することを、愛されることよりも、愛することを」~

そこに、もう自分はない。働くということに関しては、自分もそういう境地になっている。勤務時間内なら、「使われてこそ」だ。