読書『こんなリーダーになりたい』Ⅷ

今回は新渡戸稲造である。

新渡戸は『武士道』の著者である。だが、クリスチャンだ。クリスチャンが武士の道を著わしたのだな。なにか意外だ。

~実際に尊敬される人、リーダーになるべき人の物差しは内部にある。だから自分自身の内面を高めていくことが大切なのだ。リーダーには常に自己の成長と何かに貢献するという人間のあるべき姿を追求する「高い志」が大切なのだ。~

自分自身の内面を高めること、その大切さをこのごろ本当に痛感している。しばらく前まで、ただひたすら教育書だけを読み漁っていた。その愚かしさにようやく気付いた。
~「仏に対してでもよいし、自分を超えた何ものかに対してでもよい、そういう大きなものに対して祈る気持ちを持ちなさい」どんなことをしても、みんな神様は知っている。自分が苦しんでも喜んでも天はみんな見ている。だから、祈りなさいという。~

少し前の本ブログに「土門やマザー・テレサに通じるもの、信仰」と書いた。リーダーにとって信仰心や畏怖の念というのは欠くべからざるものなのではないか。信仰する対象は、時に自分を励まし、時に自分を戒める。

私も座禅を始めて一年半。もっと宗教を理解したい。