読書『アサーション入門』Ⅱ

 

 

内容は当たり前のようで、今一つ理解しきれずつかみどころのない文章が多い。それだ

け自分にとって苦手な内容だということだ。

まず、「失敗(への対処)」という言葉が目についた。

~失敗をしたら謝る、そして相手はそれを受け入れる、それが人間が犯す過ちが生じたときのアサーティブなやり取りなのです。~

~「絶対失敗をしてはならない」とか、厳守のルールとして固まってしまうと自他の言動を縛ることになります。失敗への恐怖心を植え付けかねません。~

教師というものは、子どもの失敗に寛大になれないところがある。私もそうだが、失敗に対して厳しく対応してしまうところがある。それは他の子に示しがつかないとか、厳しくしておかないと易きに流れてしまうのでは、という心理があるからだ。子どもになめられてしまうのでは、なんて思ってもしまう。

~人が過ちや失敗をしたときは、それをいくら責めても成長にはつながりません。過ちや失敗はあり得るものであり、その時は責めるのではなく、きちんと理解できるように指摘し、繰り返さないようにするにはどうしたらよいかを確認することが大切です。それは感情的にならずにきちんと「叱る」ことであり、「怒る」ことではないのです。「過ちや失敗をしたら叱られることはあり得る」というのがアサーティブな考え方でしょう。~

「人は失敗するものだ」自分が休職を経験してから、つくづく思うようになった。子どもの失敗を責めてはならない。繰り返さないようにするにはどうするかを確認するのだ。それが指導というものだ。