リチャード・ジュエル (2019)RICHARD JEWELL 監督 クリント・イーストウッド
映画の日、2本目の鑑賞です。
『パラサイト』より『ジョジョ・ラビット』より評価の高い本作品。評判通り、心に刺さる映画です。実話なんだから、結末もわかっているんだけど、それでもハラハラドキドキしてしまう。きっとクリント・イーストウッドの創り方がうまいのだろうな。
主人公リチャードを見ていて、その人の「強さ」に感動した。「気高さ」「誇り高さ」と言ってもいいだろうな。「こうなりたい」「こうでありたい」という自分の理想を持ち、それに誇りも持っている。そして、簡単に感情を表に出さない。至極冷静なのだ。そんなリチャードだからこそ、無実の罪を着せられても乗り越えることができたのだ。
そしてもう一つ思ったこと。マスコミってひどいな。また権力を持った者もひどいな。こんな事件が2度とあってはならない。後世に教訓として残すためにも、この映画は大きな価値があるのだと思った。
気にしていたサム・ロックウェルだが、いい役として登場。彼にしかできない適役だった。
