映画『クライ・マッチョ (2021)』

クライ・マッチョ (2021) CRY MACHO 監督 クリント・イーストウッド

平日、週の中日だが夕方のちょうどいい時間だったので、市内の映画館で鑑賞することに決めた。話題作でもないので、劇場では私一人、貸し切り状態だった。

仕事の疲れだろう、映画が始まっても集中できず、序盤は何度もうとうとしてしまった。しかし、居眠りしても全く支障がない単純明快なストーリーだった。

小品、平凡な作品である。心に深く刺さるものはない。心を揺り動かすこともない。だが、それでいいのだ。大きな感動はないけど、爽快感がある。仕事で疲れた平日だからこそ、こういう物語がかえって心地いい。

クリントイーストウッド扮する老人役がとてもいい。あんな老人になれたらいいなと心底思う。劇中、「運び屋なんかじゃない」という展開がある。彼は『運び屋』という作品を作っているのだが、洒落じゃないよね。(R4.1/19記)