読書『かけがえのない人間』(上田紀行)

かけがえのない人間 (講談社現代新書) 新書 – 2008/3/19

―すべての人が「かけがえのない存在」なのだ、という視点でこの日本社会と世界を見ていくべきなのではないでしょうか。果たしてそのように一人ひとりが尊重されているだろうか。という目でもう一回今の世の中を見ていかなければならないのです。ー

せめて、目の前の子どもくらい、いや目の前の子どもこそ、かけがえのない存在だと認めてやらねばならない。

ー人生には不幸の穴が待ち構えています。その穴ぼこに落ちてしまった方が、かけがえのないものに出会えるように神様は日夜穴を掘ってくれているのです。ー

ー神様の掘った穴ぼこに落ちて、人生にうめく時、その時が人生を掘り起こし、自分のかけがえのなさを取り戻す大きなチャンスだと思うのです。ー

ーかけがえのない人とは、未来の希望に向かって自ら行動する人ー

私は、人生にうめいた。人生を掘り起こした。だが、かけがえのなさを取り戻したのだろうか。それはよくわからない。ただ、未来に向かって行動しなければ、かけがえのない人とは言えない。