読書『何のために働くのか』 北尾吉孝

「与えられた仕事をまずは素直に受け入れることです。そして熱意と強い意志を持って、一心不乱にそれを続けていく覚悟が必要」

 すべて、私生活も顧みずに受け入れていてはダメなんだろうな。

「ひとかどの人物になるためには、どうしても天命を知り、天職を得るような志をたてる必要がある。天命を悟り、それを楽しむ心構えができれば人の心は楽になる。」

 「自分の価値判断の基準として、信、義、仁という三つの言葉を置くようになりました。信ー約束を破らないこと 義ー正しいことを行うこと 仁ー思いやりの精神」

 大切なのに、忘れてしまいがちなことがある。忘れないために、大切なことを漢字一文字に凝縮しているのだ。

「問題を嫌だと思ったことはない。なぜならそれが自分の成長につながるものだと確信しているからです。すべての試練が自分の人間的成長を促してくれていると思えば、それを拒む理由はない。」

 そうやって前向きにとらえることが大切なんだろうな。きっと成長するのだろうけど、成長を実感するまで、待てないのが自分なんだろうな。

「ピンチがやってきたらありがたいと思えばいい。積極的に取り込んで乗り越えようとするところに人間の成長があるのです。ピンチとは知恵も人も磨ける絶好のチャンス。」

 ピンチをありがたいと思える心の余裕が要ると思う。だから普段から進んで余裕を作っておくのだ。