ネオンを題材にした凡作
燈火(ネオン)は消えず 2024年1月12日公開-103分-ドラマ 監督 アナスタシア・ツァン 制作国 香港
27日、歌ボラが終わり、昼間に買った割引菓子パンを2つ食べて、隣市のミニシアターへ向かう。本作を選んだのは、評価が高かったことと、感動させてくれるのではないかという期待があったからだ。
しかし、凡作の域を超えていない。時代の波に逆らいながらネオンを作り続ける夫と、それを支える妻の喜怒哀楽と深い愛の物語を期待していたのだが。まず、ヒロインの女性があまり魅力的ではなかった。そこで調べてみたら、齢70。それだけネオンというものは廃れてから長い年月が経っているということか。
そして弟子という人物が登場するのだが、その存在がこの物語のイメージを大きく変えている。夫婦の絆、家族の絆を強調するのには、私は余計な存在に映ってしまった。
普段は意識しなかったネオンという存在、その美しさや儚さ、そして香港の家族の食卓風景を知ることができたのはよかった。(R6.3/28記)