映画『アントニオ猪木をさがして 』

アントニオ猪木をさがして  2023年10月6日公開-108分-ドキュメンタリー  3.6 監督    三原光尋、和田圭介 日本

歌ボラの後、早々に施設を出てブログを書き、隣市のショッピングモール付設シネマに向かう。食品売り場でどら焼きを買って劇場へ。レビューも評価も見ずに、タイトルだけで鑑賞を決めた。

金曜日の夜8時、我が家は電波障害でUHFは視聴できない。『太陽にほえろ』が観れないこともあり、必然的に新日本プロレスを観ていた。アントニオ猪木の闘いは私の胸を熱くした。特にタイガー・ジェット・シンとの名勝負は忘れられない。ちなみに私のプロレス好きのルーツはテレビの『タイガーマスク』である。

昨年アントニオ猪木は病死。彼からもプロレスからも長く遠ざかり、彼が病と闘っていることさえ知らなかった。私は、これを逃せばもう二度と会えないと思って鑑賞したのだ。

評価は微妙だ。幾人かのインタビュー形式は、彼の偉大さが伝わってくるし、小ドラマの3本立てはそれぞれ面白く、彼のメッセージが反映されているのがいい。だが、私としてはもっともっと闘っているシーンを観たかったし、何より、病気を患ってからの彼を知りたかった。死ぬ間際まで、彼が彼らしかったのか、を確かめたかった。とはいえ、私の知らない彼の生き様、言葉、行動を教えられ観てよかったと思っている。(R5.10/8記)