映画『アイダよ、何処へ? (2020)』

アイダよ、何処へ? (2020)  QUO VADIS, AIDA?  監督 ヤスミラ・ジュバニッチ

隣市のミニシアターへ自転車で行く。45分前なら余裕で着くと思ったが、結局本編の始まりとともに着席。もう一方の自閉症の映画も気になったが、高評価の方を選択した。

まさに心に刺さりまくりの映画だ。

グランパスの選手、監督だったストイコビッチの一件を思い出した。彼が選手時代、試合中に「NATO空爆を止めろ」みたいなメッセージをアンダーシャツに書いて、訴えたのだ。このころの紛争の物語なのだ。劇中ではNATO空爆をしない。意外に国連って頼りにならないのかもしれない。

私も戦争映画をよく見るのだが、残虐な内容は、第2次世界大戦とほぼ変わりがないように思える。半世紀近く経っても、結局似たようなやり方なのだ。人間は歴史から学べないのだろうか。

そしてこの戦争映画だけではないのだが、やはり、人間にとって一番つらいのは、家族と別れることなのだ。まずは今のところ、私の周囲は平和で、孫の誕生日を祝うことができる日に感謝しようと思う。(R3.11/7記)