映画『フォードVSフェラーリ』

フォードvsフェラーリ (2019) FORD V FERRARI/LE MANS '66 監督 ジェームズ・マンゴールド

私はもろスーパーカー世代である。そんな車好きの私にとって『ワイルドスピード』シリーズとかは欠かせない。

車好きだから、レースカーが出てくるだけで、心が躍る。フェラーリの『サーキットの狼』モデル、赤が似合うなあ。ドライバー視点からの迫力ある映像、たまらない。加えて重低音シアターで観たので、エンジン音、爆発音、迫力倍増だった。

ただのジャイアントキリング物語ではない。フォードはいわゆる大企業病だったのだろうなと思った。強く感じたことは、男の友情、ロマンよりも「商売」が優先されるということだ。これが経済至上主義なのだ。やがて日本もそれに倣っていくのだ、と思った。

160分ととても長い作品だ。レースバトル以外にもフォードの社風、内情などにも十分時間があてがわれたのは、企業体質を皮肉りたかったのではないか。

高得点、評判通りの作品です。