グランパス vs神戸戦

明治安田生命J1リーグ第31節 名古屋グランパスvsヴィッセル神戸

試合前の予想は以下の通り。

「開始15分以内に神戸が1点取る。前半終了までにもう1点追加する。後半も1点追加する。そのうち1点はセットプレーから。よって0-3で神戸の勝利。」

自分で冷静に考えた結果である。日本代表に初選出の古橋はノリノリだ。イニエスタとのホットラインは最強である。そしてビシャ、ポドルスキもいる。

試合直前のヨースケのコール「今日、勝つのはどっちだ?」にも一人だけ小声で「神戸!」と叫んでいた。

 

予想は幸運にも裏切られた。

サポーターたちは、仙台戦とは違い、何か吹っ切れていた。応援するしかないと割り切ったかのようだった。

ゲーム内容はどうだったか。個々の力がどうというわけではない。組織が組織として成り立っていた。イニエスタをどうするのか、古橋をどうするのか、相手の攻撃の特性を研究し、整然と守っていた。基本4バックが時には5バックになる。ボールを持っている相手に対しパスコースを消しながらも詰めていく動きなどなど。新監督になって、ようやくチームになったのだという気がした。

監督が代わって、すぐに何もかもが変わるわけではない。選手たちも、前監督に染まった色をいったん落とし、そこに新たな色付けをしていくのだから、それに4試合分が必要だったのだ。

前回、ジョーのことを悪く書いたが、報道のように、動きは改善されていた。ボールの奪い合いで競い勝った場面を見たからだ。復調の兆しが見えたのはいいことだ。また、今日はシャビエル、シミッチがベンチ。10番だろうと、新外国人だろうと、調子が悪ければスタメンを外されるという事実が大切なのだ。

 

3-0はもちろんうれしいのだが、この神戸だから、この点差で勝てたのかもしれないとも思った。それだけ相手の守備に強硬さを感じなかった。後から気づいたのだが、スタメンの外国人DFが、いなかったのね。だから、手放しで喜んでもいられないのかもしれないけど、とりあえず、この勝利は、大きい!