読書『うつになりやすい人』(加藤諦三)

「うつ」になりやすい人 (PHP新書) 新書 – 2008/10/15

―他人がほめられているのを聞くと、自分が批判されているように思ってしまう。ー

まさに自分のことだ。だから、私は人を心底から賞賛することができないのだ。

うつ病になりやすい人は、努力の動機が間違っている。他人に認められるための努力であって、自己を実現するための努力ではない。執着性格の人がやっている努力は迎合の努力である。ー

自分の場合は、他人に認められることと、自己実現することの、区別がつかないといったところだと思う。今思えば、きっと不安だったから、努力したのではないだろうか。

ー愛情飢餓感があるから「理想の自分」に見られようと執着するのである。-

ー執着性格の人には自分の目的がない。-

自分が「うつ病」と診断されたわけではないが、私はこの本を読んで、自分がうつ病だったのではないか、と感じるようになった。

そして著者は、うつ病になりやすい、執着性格、愛情飢餓感の強い、などなど言葉を変えながら、グサグサと私の心を刺していった、立つ瀬がないところまで。

この本についてもう少しふれたい。