読書『心の休ませ方』Ⅴ

ただ休むだけではない。

~休みながら3つのことを自分に質問してみることだ。一つは「もし明日死んでしまうとなったら、今自分は何をするか」人生は一度しかないと本気で思ったらあなたは生き方が違ってくるだろう。~

もう私も50代半ばなので、そんなに長くもないかなと思う。もしかしたら今日が最後になるかもしれない。だとしたら、最後の一日だとしたら、自分の時間を仕事に捧げるような生き方はしたくない。

~次に「この人たちとどういう人間関係で終わるのか」誰が誠実で、誰が不誠実かが少しはわかるかもしれない。~

~最後に「自分は今まで何をしてきたのだろう」あなたは自分が人から良く思ってもらうためだけの努力だったのではないか。それは自己執着的努力ではなかったか。~

休職前までの頑張りは、まさに自己執着的努力だったのだ。「努力すればなんとでもなる」「やればできる」というのは執着なのだ。

~あなたの毎日の事実が面白くないのではなく、面白さを感じるあなたの心の能力が欠如していることが問題なのだ。~

同じ仕事でも、楽しくやっている人とそうでない人がいる。つまらないと捉えたらそこまで。対象は同じなのだ。

~自分の心を癒すことを考える。癒される相手を探すこと、居心地のいい場所を作る。「いまを生きよ」いまが不幸な人は過去に生きている。~

今一番の「癒される相手」はズバリ孫だ。もう無敵の「癒し」である。居心地のいい場所は近所の喫茶店だろうか。

~不幸な過去から抜け出し「いまを生きる」ための唯一の方法は決断である。「人生とはこういうものであったか。人間とはこういうものであったか」と学び、そして「ならば私はいまからこう生きよう」という決断である。~

生老病死、人生には4つの苦しみがある。人生とは基本、苦しみなのだ。それでも生かしてもらえることに感謝をし、生きることで恩を返しながら命をつないでいくのが人間だ。ならば、他人のため、家族のため、自分のために生きていくべきだ。