読書『感情的にならない本』(和田秀樹)

感情的にならない本  (ワイド新書) 単行本 – 2013

私がしてしまった失敗の多くは、感情的になってしまったことが絡んでいる。「あの時、感情的にならなければ、もっとうまくやれただろうに…」と、よく思う。感情的になることが、自分の欠点であることは間違いない。

ー感情的になりやすい人は、ものごとをまともに受け止める傾向があります。「こうなるはずだ」という思い込みが強すぎるのではないかということです。自分が正しいという思い込みもあります。ー

ー感情的になってしまう相手はきっと自分の優位性にこだわる性格。そのとき、あなたにも自分の優位性へのこだわりが生まれてしまいます。…感情的になりやすい人は「引く技術」を覚える必要があります。ー

子ども相手の仕事である。優位性とは切り離せない職業かもしれない。優位性を保持しようと思い込んでいたのかもしれない。指導が行き詰まった時、パッと切り替えて、いなすように、または切り口をかえるように指導する、そんな技術が自分には必要だったのではないか。