健康のために規制をするのです残業代の割増要らぬ
宿泊的行事を前にして、生理指導に立ち会った。自分が小学校の頃は、男女別で行われていた。今は、男女がいっしょに指導を受けるのが主流だ。男子が、女子の生理を理解することはとても大切である。生理は、女子が妊娠できるようになった証である。その生理に無関心であったり、無理解であったりするのは、親から生まれた存在である自分自身を否定することにつながる。また女子特有の生理を理解しないということは、男女差別につながる。立ち合いながら、そんなことを考えていた。
~結局政府は月80時間を超える残業について割増率を5割に上げるというまるで長時間残業を奨励しているかのような改正案を提出したのです。~
5割に上げれば、企業側が経費節減のために残業をさせなくなると考えたのだろう。だが、もともと勤勉な我々は、所得を上げるために喜んで残業をしたわけだ。
~労働時間規制という本丸では健康確保のための物理的労働時間規制という発想はいまだに土俵にすら上がっていないのです。~
~EUの労働時間指令は、労働者の健康と安全の保護が目的で、物理的労働時間のみを規制して残業代は労使に委ねています。~
働き過ぎは健康に悪い。そうとはわかっていても、多くの者が長時間労働を行っている。命令されているわけではなく、自発的に長時間労働をしている。結局は、その人の労働観、人生観なのだと思う。(R7.5/28記)