立ち向かえ置かれた状況正面で斜に構えるなかわすな逃げるな
2025年が始まった。座禅後のお茶会で今年の目標を話さなくてはならないのだが、その目標がなかなか決まらない。こうなりたい、これがしてみたい、こうでありたいという欲がないのだ。明確なものがあれば、特別寄稿で紹介できるのだが。
~誤りや失敗を自信に転じる。これは禅の知恵そのものです。いちばんしてはいけないことは「いくら頑張ったって報われやしないのさ。世の中どうせそんなもの」と冷笑的に受け止めてしまうことです。~
私には思い当たる節がある。例えば職場の教育研究。「こんな老いぼれが学んでもどうせ伸びない。自分はこれまで十分に研究をしてきたし、そもそも教育研究なんかしても子どもは変わらない」こういう考えに至っているのだ。
~斜に構えるのは小手先で困難な事態をかわしているだけ。もっといえば自分が置かれた状況に正面から立ち向かえずにすごすごと逃げ出しているということなのです。~
また、組合活動にしてもそうだ。「市との交渉をしてもどうせ成果はない。自分は職場環境に満足しているし、小さな組合が市を動かすことなんてできない」と思っているのだ。
私は斜に構えているのだろうか。自分の置かれた状況に正面から立ち向かっていないのだろうか。自分の置かれた状況とは何なのだろうか。(R7.1/1記)