読書10‐3『心が折れそうなビジネスマンが読む本』(中森勇人)

おだやかにしなやかにまたしたたかにあなたのかわりはどこにもいない

心が折れそうなビジネスマンが読む本 (ソフトバンク新書 133)  – 2010/5/19
中森 勇人 (著), 吉岡 俊介(シニア産業カウンセラー) (監修, 読み手)

視写期間2019年12月30日 視写量4p

筆者は私とそう年は変わらない。リストラ宣告を受けるも、会社側と500日に及ぶ闘いをして、全面撤回を勝ち取った。その後独立・企業、離婚、うつ病と経験していて凄い経歴だな。ちなみにこの日に5pも視写している。この頃はやる気に満ちていたのか。

~あなたの代わりはいくらでもいるということです。しかしあなたや家族にとってあなたの代わりはどこにもいません。おだやかに、しなやかに、したたかに働くことが求められるスキルなのです。~

「代わりはいくらでもいる」というのが、なかなか腹に落としてもらえないことだ。確かにそのポストはどうしてもあなたでなくてはならないわけではない。そうなのだが、そのポストを降りるには勇気がいるものだ。療養休暇を、休職を決意することは、大きなものを失ってしまうような予感がするのだ。それでも、私も同じ境遇の人がいたら、無理するなと言ってやりたい。

~心が折れそうなときは我慢せず、専門家の手を借りるようにしましょう。肝心なことは我慢をしないこと、これに尽きます。~

おだやかにいるために、成果を追わないようにしよう。勤務時間のみ仕事をして、疲れを溜めないようにしよう。勤務を離れたらリフレッシュしよう。

しなやかにいるために、否定的な感情を表に出さないように努めよう。できるだけ笑顔で返そう。できることのみを精一杯やろう。

したたかにいるために、自分の権利を意識しよう。そして十分に活用しよう。自分の誇りや感情を軽々と明け渡さないようにしよう。(R6.7/29記)