仕掛人・藤枝梅安（2022）監督 河毛俊作
なんと朝8時より市内のシネマで鑑賞。高評価であるため、ずっと鑑賞を狙っていたのだが時間が合わず、もう最終週であろう。休日なのに普段通りの朝を過ごして、ジョギングで劇場に向かった。
ものすごいパワーを感じさせる作品です。そもそも幼少期から『必殺シリーズ』を見慣れており、漫画『ゴルゴ13』も大好きです。この手のモチーフに吸い寄せられるんです。舞台背景、小道具、セットなどがテレビのような安っぽさがなく、重厚な雰囲気で郷愁をそそられます。我々年代を含め、高齢者にはたまらない魅力だと思います。
キャストもいい。豪華のみならず全く違和感なし。主役の梅安の豊川は、そのたたずまいだけで強さ、頼もしさを感じます。菅野との絡みは賛否あるかと思いますが、男の強さというのは、艶があってこそなのです。そっちの方も強くないとね。チンピラ役の六角もいい。見事な殺陣と思ったら早乙女でした。
十分満足して帰路の階段を下ると、なんと「２」のポスターが貼ってあるではないか。本作ほどの感動はないと思うが、でもやはり観るだろうな。（R5.2/25記）
