読書8-11『独裁力』Ⅴ

著名人の言葉が引用されていた。

~「自分は人に好かれなくて結構。そう割り切っているから言うべきことははっきり言えるし、思い切った行動に出られる」(井村雅代)~

人に好かれなくてもいいとだいぶ思えるようになってきた。だが、まだ言うべきことをはっきりとなんて言えない。思い切った行動もとれない。どこかで他人にいい顔をしようとしてしまうのだ。

~「日本人と言うのは無知、妬み、ひがみ、やきもち、八つ当たりが多い国民なんですよ」(野末陳平)~

それほど他の国のことは知らないけど、妬みやひがみややきもちは多いような気がするなあ。自分も数年前までは妬みやひがみでいっぱいだった。所詮、妬みやひがみなどの負のエネルギーで努力したって良い結果にはならないのだ。今は他人を見て羨む気持ちも少なくなった。

~私利私欲がなく、組織をそして社会を善くしようという志を持った「独裁者」であること。リーダーはできるだけ損得を忘れる努力をし、「社会に役立つ」という理念のもとに行動する。理念を持って初めて儲けを出すことを考えるのだ。~

本の題名にもっとも近い文章だな。「独裁者」とは負のイメージがあるが、要はその人の志の問題なのだ。(R5.9/11記)