コーダ あいのうた(2021) CODA 監督 シアン・ヘダー
5時間授業だったので、1時間年休を取って職場を脱出。帰宅しジョギングしてから、また自転車で市内の劇場へ向かった。評判もいい作品なので、どうしても観たかったのだ。
ヒロインは、自分以外聾啞者の家族である。この家族が本当に仲がいい。愛し合っている、強い絆で結ばれているということがよくわかる。ハンディを抱えているということもあるのだろうか。漁師の厳しい環境にもめげずやはり家族で力を合わせ立ち向かう。
聾唖者家族を通訳として支えるヒロインがとても魅力的だ。表情も、歌声も、すべてが瑞々しくて爽やかだ。私はいつの間にか上白石萌歌を重ねていた。そのヒロインが音楽の才能に目覚めるのだが、大方のストーリーは予想通り。それでも、ラストはウルっときそうになった。
漁師の厳しさや差別、偏見が垣間見られるが、画面は全く暗くない。ユーモアも盛り込まれており、最後は感動が待っている。高評価納得の作品でした。(R4.2/3記)