読書10‐12『税金を払わない巨大企業』Ⅹ

国民が犠牲にならない世の中へ優遇税制見直し求む

しばらく問題行動への対応が続いたが、一区切りつくことになった。少々拍子抜けの気分である。割り振りで勤務終了1時間前に職場を離れる。途中の喫茶店でコーヒーにシフォンケーキを注文。しばし読書に耽る。

~結局、一般国民が犠牲となる税制改悪が行われ続けるしかないようです。消費税を増税したのも、結果的に大企業を優遇するためでした。そして法人税を減税して大企業を優遇させるために「官による大企業を優遇するための民いじめ」が一層激しくなろうとしています。~

~具体的には企業は法人税を法定正味税率通りに納税し、受取配当金にも一定の税率を課し、優遇税制を見直すことです。~

消費税を減税するとか、増税するとかそういったことではなく、まずは優遇税制を見直す。それを我々が求めねばならないのだ。

~日本を戦争に駆り立てた原因の一つに、国家財政のもろさや経済の脆弱さがあげられます。日本の財政や経済の弱さを補うために他国に進出を企んだのです。日本を内側から強くしなければならない。そうしなければ戦争で亡くなった人たちに申し訳ない。~

私も曲がりなりにも一生懸命に働いてきた。私だけではない、多くの国民が真面目に働いてきた。それでも豊かさの実感がないのは、国のかじ取りがどこかおかしかったからなのではないか。その失敗を一般国民になすりつけているのではないか。指導者の行いを、政府の行いをもっと注意深く見ておかなくてはならないと思う。(R6.12/2記)