映画『ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020)』

ペルシャン・レッスン 戦場の教室(2020)PERSIAN LESSONS 監督 ヴァディム・パールマン

朝から次女たちと喫茶モーニング、市へ野菜果物の買い出し、労働相談と過密スケジュール。帰宅して洗濯物干し、煮物づくりを経て、自転車で隣市のミニシアターへ向かった。風もなく穏やかな陽気。絶好のサイクリング日和だった。

先週、床屋が長引いて観れなかった本作。評価も高く満を持しての鑑賞、のはずだった。リンゴ丸かじりとおにぎりを食べた後、上映が始まると、画面を見つめてストーリーを追おうとしても、違う景色が見えてくる。要するに夢の景色、眠りに入ってしまうのだ。この一週間、そしてきょうの疲れだろうか。よってストーリーに十分入り込めなかった。

ユダヤ人が、出自を偽り、ドイツ人のペルシャ語教師となって、生き延びる。とても面白味のある設定だ。ナチスの卑劣さ、収容所での悲惨さは痛いほどわかった。しかし党員の男女問題とか、いまいち本筋と違う小ネタも入っていて話の筋を複雑にしていたのが気になった。眠気もあり、評価が高い作品を味わいきれなかったな。(R5.2/4記)