ダウントン・アビー／新たなる時代へ（2022）DOWNTON ABBEY: A NEW ERA 監督
サイモン・カーティス
久しぶりの夏日、運動会練習を乗り越え、また割り振りをとり、スーパーへ買い物に寄る。アイスを食べながら帰り、すぐに洗濯、味噌汁とおかずの調理。2日連続の映画だが、これだけ尽くせばぐうの音も出ないだろう。市内の映画館へ自転車で向かった。この作品の前回作を興味本位で観たのだが、大変満足した。続編が上映され、ずっと楽しみにしていたのだ。
期待通りの作品である。下調べしてみたが、知っている俳優はいない。物語も、心を揺さぶられるような大きな感動はない。だが、おだやかなさざ波のような事件が起き、それがすべて微笑ましく、心温まるのだ。主人と使用人という格差があるわけだが、けして卑屈や傲慢になるわけでもなく、登場人物すべてが生き生きと仕事に取り組んでいるのも好感だ。
音楽も、キャストも、セットも、物語も、まさに上質な時間、優雅なひと時を過ごさせてくれる。間違いのない作品です。（R4.10/14記）
