映画『パリ13区(2021)』

パリ13区(2021)LES OLYMPIADES, PARIS 13E/PARIS, 13TH DISTRICT 監督 ジャック・オーディアール

『ニコラム』終了後、すぐにチケットを買い、途中で買ったロールサンドを座席で食べて本作品に臨む。R18指定だから、ただものではないと思っていたが、まさしくそうであった。性描写が多く、しかも濃厚。大サービス映画だ。さすがフランス映画というところだろう。

男女が真実の愛を見つけるという物語である。人間にとって性行為は重要だ。それを乗り越えて真実の愛にたどり着くのだ。ある部分を除き全編モノクロだったが、性描写が過激にならないような配慮だったのだろう。

ふつうの恋愛映画といえばそうだけど、4人の男女の絡みがおもしろく、意外に心に迫り、ちょっと感動もする。中国系のヒロインは可愛いけど、途中からチョコレートプラネットの片方に見えてしまって、そこだけ残念だった。でも観てよかった作品です。帰りは雨がパラつき、途中からカッパを着て帰ったよ。(R4.6/11記)