読書『変わった世界 変わらない日本』Ⅱ

財政赤字は私の将来をも直撃した。

~年金の支給額を引き下げなければならない。最も重要なのは、支給開始年齢の引き上げである。65歳支給開始では早すぎる。これを70歳を超える年齢にまで引き上げることが必要だ。~

私の定年も60歳から64歳まで引き上げられた。60歳定年だったとしてもそれ以降も再雇用などで働こうとは思っていたが、64歳まで正規採用で働かざるを得なくなった。あと4年と思っていたのが、その倍の8年になったのだ。再雇用なら収入も激減するだろうから、本当は歓迎しなくちゃいけないんだろうな。出口治明氏も、「定年制ほど残酷な制度はない、働ける限り働くべき」と述べていたし。

「あと4年が8年も」という問題は、もっと深刻に捉えねばならないかもしれない。正直言ってあと4年なら惰性で働けばいいと思っていたが、8年というのは微妙なところだ。惰性は効かない。また、それ以降の65歳以降を見据えた再雇用も視野に入れねばなるまい。だから、あと8年「遣ってもらえる」「雇ってもらえる」能力を身につけることを考えねばなるまい。(R4.6/4記)