読書『子ども格差』Ⅷ

またフィンランドとの比較だ。

~学習は子どもにとっての権利であり、社会全体で保障しなければならない責務です。学力世界一と言われるフィンランドでは、大学院まで学費を無料にしているのに対し、日本は時代遅れの「自己責任」論に陥っています。~

我が国は「子どもの権利委員会」から何度も勧告を受けている。そもそも「子どもの権利」に対する意識が、というより人権に対する意識が低いのかもしれない。日本人が考える以上に、世界的には「権利」とは、「学び」とは、崇高なものなのだろう。

高校、大学ならまだしも、大学院まで無料なんて。大学院まで育てたコストを回収できるほどの人材を育成しているのだ。

~学力世界一と言われるフィンランドは、授業時数が日本よりはるかに少なくなっています。一方、アメリカ、イギリス、ドイツなど日本より授業時数の多い国は、PISAにおいて日本の比ではない悲惨な結果が出ています。~

日本より授業時数の多い国があるのか。小学校でさえ、いっぱいいっぱいだぞ。やはり無駄なことまで教え、そして勉強自体を嫌いにさせているのだろう。(R4.4/25記)