映画『tick, tick... BOOM!:チック、チック...ブーン!(2021)』

tick, tick... BOOM!:チック、チック...ブーン!(2021)TICK, TICK... BOOM! 監督 リン=マヌエル・ミラン

『ドント』の後、持ち込みのバナナを食べて、引き続き鑑賞。ジョナサン・ラーソンは知らないが、アンドリュー・ガーフィールドは『アメイジングスパイダーマン』『沈黙』でなかなかよい印象を持っている。

いい映画だと思う。新鮮で意外性のある創りがいいのだ。冒頭の歌から、アンドリューの響きのあるボーカルが観る者を引きこみ、乗せてくれる。劇場のライブを前にしている感じになる。

才能ある若者が悩み、苦しみ、そしてその才能を発揮していく青春物語だ。恋人も、友人も、同僚も、個性的で味のある演技で群像劇を盛り立てている。音楽を支えるミュージシャンも実力を発揮し、繰り出すメロディーは質の高さを物語る。

表題はちょっと意味が分からなかったけど、ほとんど泣きそうになった場面もある感動作です。(R4.3/19記)