映画『ドリームプラン(2021) 』

ドリームプラン(2021) KING RICHARD  監督 レイナルド・マーカス・グリーン

評価の高い作品で、いつか観ようと思っていた。市内の劇場ではなんと公開は明日まで。今日は床屋に行くつもりだったが混んでいたので断念し、本作の鑑賞を決定した。帰宅し、夕飯の用意をして、菓子やジュースをナップに詰め込み、自転車で劇場に向かった。

予告編を観て、すべてわかってしまうというのは、こういう作品を言うのだろうな。事実がストーリーになっているのだから、大きなどんでん返しはない。それでも、ラストシーンは心をゆさぶられた。だが、それにしても長い。155分は長い。この長さに対して、それだけの感動が得られるわけではない。

それにしても癖の強い父親だ。自分の父親を反面教師として、責任をもって娘を守り育てようとする姿には考えさせられた。自分はどうだっただろう。自分の娘に対し、もれなく向き合ってきただろうか。そう考えると、心残りを感じずには居られない。スーパースターが生まれる背後には、家族の力があるというのは間違いない。(R4.3/16記)