声もなく(2020)VOICE OF SILENCE 監督 ホン・ウィジョン
ランチパックとUCC缶コーヒーで昼食。この日はサービスデーでもあり、結構な客の入りでもあった。本作は評価もよかったのだが、『無聲』のインパクトが強すぎて、もう1本観ないと気が収まらなかったということもある。
評価どおりの良作だと思う。第一に、映像が綺麗だ。田園の鮮やかな緑、夕日の美しさ、そして深夜の月明かり。やはり韓国映画『ミナリ』を思い出した。
そしてストーリー構成がいい。口の利けない主人公、誘拐犯罪と陰湿さを根底にしながらも、ところどころにユーモアを散りばめて観る者を惹きつけ離さない。
もう一つ。誘拐した少女がとても凛として可愛いのだ。主人公たちのぐるぐる巻きこむ個の強い役柄を演じきっている。100分という長すぎない尺もよいと思う。
やはりさすが韓国映画だな。観なきゃ損する映画です。(R4.3/13記)