9時過ぎ、スーパーでお気に入りの食パンをゲット、ついでにランチパック2種を買って、隣市ミニシアターへ向かう。監督は、わりと地元出身であるためか、その名前だけは知っている。そしてなかなかの高評価を得ているので、鑑賞を楽しみにしていた。だが、正直言って期待外れだった。
映画の新人オーディション、エキストラの存在がテーマになっている。その映画と同様、この映画もほとんど無名の役者ばかりだった。その初々しさと若々しさで、エネルギッシュにストーリーが展開していった。
オーディションに挑戦する人物のエピソード形式で展開するのは最近の手法なのだろう。だが、それにだんだん飽きてきてしまうのだ。そして、クライマックスのシーンでは、怒鳴り声、絶叫、ドタバタのオンパレード。私には騒々しくて、暴力的で、ストーリーから気持ちが離れてしまった。
ポスターには、監督のことを「奇才」だと。確かに「奇」な映画であり、好き嫌いが分かれる作品だと思います。(R4.2/27記)