映画『囚人ディリ (2019)』

囚人ディリ (2019) KAITHI/KHAIDI 監督 ローケーシュ・カナガラージ

『梅~』の後、コメダで休憩、ブックオフで100円新書をついつい6冊も買ってしまった。ミニシアターにもどり、楽しみにしていた本作を鑑賞。私はインド映画の大ファンだ。『きっとうまくいく』『パッドマン』『シークレットスーパースター』など、楽しめて、元気が出て、感動できるから大好きだ。

が、もろ期待外れ。これはよくない。まず、ストーリーがよくわからない。登場人物の関係性、抱えている背景。各々の行動の目的など分かりにくいし、善悪の区別もつきにくい。

アクションシーンもあるのだが特筆するまでではない。要はリーアム・ニーソンジェイソン・ステイサムの後追いなのだ。それじゃ本家にはかなわないよ。そういえば、以前観たインド映画で、宇宙ロケット開発ものがあったけど、あれもハリウッド映画の既視感たっぷりだったことを思い出した。

どうした、インド映画。ハリウッドを追い求めすぎて、本来のよさを見失っていないか。もっと踊ってくれ、もっと謡ってくれ、そして泣かせてくれ!(R3.12/25記)