読書『人生を面白くする 本物の教養』Ⅵ

気になる記述を紹介していこう。

~全力でやりたいことをして、思ったことを素直に口に出し、好きなものを食べ、友人と楽しく語らってぐっすり眠るのが健康に一番いい。~

思ったことを素直に口に出す、というのは私にはできない。自分でこらえてしまったり、様子を窺ったりしてしまう。それだけではない。思っていないおべんちゃらまで平気で口にする。これで幾分自分の健康を損なっているのだな。

~責務はミニマムが望ましい。けれども面白いことはマキシマムにしたい。「責務ミニマム、面白いことマキシマム」が私にとっては人生の理想なのです。~

この年になっても一介の担任にすぎない私は、責務は限りなくミニマムだ。「時間外勤務をすると体調を壊してしまう」と管理職には告げてある。映画だってたくさん観ているのだから、面白いことも限りなくマキシマムだな。なんだ、「人生の理想」じゃないか。

~人間が老人になっても生きているのは、人生で学んだ様々なことを次の世代に語り伝えることによって、次の世代をより生きやすくするためです。人はそのために生かされているのです。~

今日、組合の一員として、当局との団体交渉を行った。朝4時に起きて、長めのあいさつ文を考えた。交渉の意義と労働環境の改善を必要性を訴えるあいさつ文だ。予定通り語り、伝えることができたと思う。次の世代が生きやすくなったとは思えないが。ただ、自分は生かされている。「だれかのために」という義をもち続けなくてはならない。(R3.12/24記)