グランパス『監督電撃交代』

マッシモ契約満了、長谷川健太就任

なんとここ数日での急展開である。先週、最終節を終えた時点では来期も引き続きマッシモが指揮を執るものだと思っていた。なにしろ、クラブ初のルヴァン杯を勝ち取ることができた指揮官なのだ。前任の、J1昇格の功績はあるものの2年連続で降格危機となった風間監督を引き継ぎ、去年は3位、今年はルヴァン杯はもちろん、リーグ、ACL天皇杯すべてでほどほどの成績を収めることができたのに。

だがルヴァン後の数試合は、このブログでも書いていたように決して満足のいく内容ではなかった。変わり映えしないスタメン、変わり映えしない戦い方、変わり映えしない失点の仕方。もう十分研究しつくされ、対策を練られて、それでも頑なに戦い方を変えようとしない、目新しさもなかった。

マッシモもタイトルを取ったことで契約条件を釣り上げたのだろうな。だが、リーグ5位、ACL出場は逃す、そしてリーグ終盤の戦い方を総合的に鑑みて、契約満了としたのだろう。我々サポーターが思っている以上に、球団、フロントは先を観て判断をしているのだろうな。

新たに就任した方については、よい印象ではない。外国人頼みの攻撃、そして一部選手の暴力まがいのプレーに対する容認の姿勢。でも実績は申し分ないんだよね。それでもわが軍は、外国人監督でないとうまくいかないという負の歴史があるんだよな。さあ、どうなる、グランパス。(R3.12/9記)