読書『意にかなう人生』Ⅳ

接骨院に通ったが改善の兆しなく、整形外科に行く。頚椎症との診断を受ける。しばらく投薬とリハビリの世話になることになった。痛み止めの注射をもらったから激痛はなくなった。

いじめ問題から教育問題へ。

~現在の日本の義務教育は「すべての国民がその保護する子女に、9年間の義務教育を、正規の小中学校で受けさせるように強制する」教育である。強制する相手は保護者なのだ。子女本人にとっては教育を受けることは権利であって義務ではない。勉強しないのは権利放棄に過ぎない。~

上の言葉を真に受けて考える。

学校が嫌いだ、行きたくないという生徒がいたとする。その本人には登校することは義務ではないから、無理して来なくていいよと言える。そして保護者には強制的に受けさせる義務があります、と伝える。ここに矛盾を感じざるを得ない。その矛盾により摩擦が生じるのだが、それはどうすればいいのか。

~勉強したくない子女は権利放棄者としてうっちゃっておけばよろしい。説得して教室に連れてくることなど、愚の骨頂である。~

学校で教育を受けるよさは計り知れない。だが、実際のところ、学校に通わなくても生きていける。学校で得られる知識など、スマホで事足りる。学歴は得られないかもしれないが、もはや3割が非正規雇用だ。

~出席しても明らかに勉強する気がなく、周囲に勉強したい子女の邪魔をする者は、警察の力を借りてでも、強制的に排除するのがあなた方の務めですよ。~

学校に行かないことで、周囲からどう見られるか、という同調圧力が強いのだと思う。社会が不登校に、もっと寛容であったらな。(R3.11/27記)