映画『モスル~あるSWAT部隊の戦い~ (2019)』

モスル~あるSWAT部隊の戦い~ (2019)  MOSUL  監督 マシュー・マイケル・カーナハン

月曜だが、土曜出勤のため振り替え休日、だから三連休なのだ。隣市の劇場は珍しく近辺にはないラインナップだったので、雨天でもあり車で行くことにした。本作品はわりと評価が高かった。

イスラム国と特殊部隊との闘いである。一応、若い警察官が主人公である。「彼に知らされない任務」がポイントなのだが、劇中ほとんどが銃撃戦、とにかく撃ち合い、殺し合いのため、そのポイントも薄らいでしまうほどだ。あんなに撃ちまくって弾がなくならないのかな。闘いの場面でなくても遠くから銃撃音が聞こえてきて、町全体が荒廃し戦場となっているのだ。

殺さなければ殺される。こんな状況に置かれてしまっては、精神もきっと病んでしまうに違いない。だが、最後にその任務を知らされることになる。最後のシーンはよい意味での違和感だ。闘って、闘い抜いて、守らなければならない尊きものが浮き彫りになる。疲れるけど大事なことが染み渡る映画でした。(R3.11/22記)