映画『くじらびと (2021)』

くじらびと (2021) 監督 石川梵

実をいうと職場は本日、研究発表会だったのだ。公開授業というわけではないが、子どもを帰した後、講演を聞くことになっていた。だが私は子どもが帰ったらお役御免と決めているので、迷わず年休をとった。そのあと映画鑑賞することも決めていたのだ。職場からそのまま自転車で隣市のミニシアターへ。途中、コンビニでお菓子とコーヒーの休憩して到着。

本映画は特筆ものの高評価である。クジラを捕って生活する民族のドキュメンタリーだ。観ていて感じるのは、この映画の完成に至るまでの労力、時間、熱意のすごさである。長期間にわたり、クジラ捕獲の様子、民族の暮らしぶり、漁師たちの生き様が映し出されている。

そしてクジラ漁の迫力。海上高い位置から俯瞰する映像、まるで舟に乗っているかのような臨場感ある映像、そして目の前でクジラが仕留められていく映像はなかなか観ることができないシーンばかりだ。

感動とは違う、大きな事実にただただ圧倒されてしまう、こんな映画もあるのですね。

(R3.10/26記)