007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020) NO TIME TO DIE 監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
遠出するはずだった企画がなくなり、ぽっかりと時間が空いた。そこで、市内の劇場へ映画に行くことにした。こんな時こそ、本作である。何といっても170分。3時間近くも拘束するのだ。
コロナ禍のために延期に延期を重ね、もう何度も予告編を見たことか。ようやく鑑賞することができた。だが、見どころは序盤。ボンドが恋人と旅行の際中、悪の手が待ち受ける。銃撃戦、カーチェイス、目にも止まらぬアクションで映像に釘付けになった。悪の手から逃れたところで、本題の字幕。ここから、どんな展開がなされるかと期待したが、大きな波はなかった。
ヒロインは、本田翼似で魅力的なのだが、私は予告編から、キューバ女諜報員が気になっていた。だが、出番は全く少ない。もっともっと見たかったのに。まるで予告編作成のためだけに起用したのだろうかと勘繰ってしまった。
高評価なのだが、映画の「ブランド」で点数を稼いでいる部分もあるのだろうな。名作をシリーズとして楽しむということか。私には170分がとても長く感じた。(R3.10/9記)