読書『閉じる幸せ』Ⅱ

著者の言葉には潔さがあるなあ。

~「先のこと? 考えませんよ。なるときはなる。来るものは来る。で実際に来たら、ああ来たかって感じですね。良いことも悪いことも含めてわたしは何かが来るのが好きなんです。~

私だって、そもそも「先」があるかないかもわからない。だから考えたって仕方ないのに、なかなか「なるときはなる」という気持ちまでにはなれない。良いことだって悪いことだって必ず来るのにね。

~今考えていることがうまくいかなかったとしても、「べつに殺されるわけでもないし」と思ってやっています。~

そういえば丹羽宇一郎氏もどこかで「命まで取られるわけでもない」という言葉を使っていた。どことなくなんとなく自分のプライドばかり大きくなって、少しでも傷つけられることを恐れている。大した人間でもないのにね。

~仕事は人様からお金を頂くことなのですから甘えてはいけないと思っている。~

甘えてはいけない。ベストは尽くす。そのうえでうまくいかなくても、失敗しても、開き直っていればいいのさ。そんなふうに図太くありたい。(R3.9/25記)