映画『イン・ザ・ハイツ (2020)』

イン・ザ・ハイツ (2020) IN THE HEIGHTS 監督 ジョン・M・チュウ

『サイダー』を観た後、商店街の喫茶店でランチを食べて、市内の映画館に向かう。本作は評価は高くないが、喫茶店の週刊誌では結構、推されていたのだ。

大好きな『ラ・ラ・ランド』を彷彿とさせる滑り出しで興味がそそられたのだが、めくるめくミュージカルっぽい歌のオンパレード。それに慣れてくると、昼食後疲れていたのか眠ってしまった。日常の会話も歌にしてしまっている感じで、それが単調に感じたのだろう。

テーマは、移民問題、人種差別問題、貧困問題にふれており、アメリカの抱える負の部分を垣間見ることができる。それから「くじ」が出てくるけど、かの国ではあれほどくじが普及し、人々は夢を買っているのだろう。それも格差や貧困につながると思うのだけれども。

ヒロインは奇麗だったし、ラストは感動モノです。体調を整えて観賞すればよかったかも知れぬ。評価通りの映画でしょう。ランチのメンチカツ定食の感動の方が大きかったです。(R3.8.4記)