映画『青葉家のテーブル (2021)』

青葉家のテーブル (2021) 監督 松本壮史

『幸せ…』鑑賞後、付近の町中華でチャーハン・ラーメンセット。その後、本作を鑑賞。ちなみにこのミニシアター、本日より料金改定される。映画の日だが100円アップ、スタンプカードも廃止されたことを記録しておこう。

例の如く予備知識なしに観賞。テレビの2時間枠のホームドラマのイメージだ。後で調べてみたらユーチューブの番組の劇場版なんだって。時代はまた一歩進んだのだ。評価もそれほど高くなかったので、肩ひじ張らずに鑑賞できた。

本作、まず安心して観ることができる。画面からも、色調からも、不安要素、悲劇的要素は一切見あたらない。これもホームドラマの大事な要素だ。

そして物語の中心は、若者、それも中高生である。若者特有の夢、友情、挑戦、恋愛などの物語がさわやかに色づけられている。清涼感あふれる作品だ。

さらにこの物語の主人公は母親たちなのだが、母親たちの人間関係、若者たちの人間関係、母子の人間関係がうまくリンクして、絶妙な味付けとなっているのも見どころではないだろうか。

ユーチューブあなどるなかれ。私の背後に予想以上に観客がいたのは、映画の日だからというわけだけではなさそうだ。(R3.8.1記)