「ワークライフバランス」という言葉についての考えが述べられている。
~ここで勘違いしてはいけないのは、「ライフ」とは人生全てを指しているわけではないということだ。「ライフ」は「人生」ではなく「私生活」と訳すべき言葉なのである。~
たしかに人生と仕事が同じ重さであってはならない。仕事も含めての人生だし、仕事自体は人生の2割強でしかない。「ライフ」は「私生活」。「仕事と私生活のバランスを取れ」「仕事をし過ぎて私生活を犠牲にしていないか」ということだ。そういえば、「ワークライフバランス」ではなく「ライフワークバランス」と言うべきだ、という記述も見たことがある。
~大切なのはあくまで私生活を充実させることであって、仕事はそのための手段だと割り切ってきた。より豊かな私生活を送るためにお金を貯めるのが、その目的だ。~
時間外労働をしている同僚も、いっぱいお金を貯めているんだろうな。お金はあった方がいいな。でもお金を貯めることが目的ではなくて、人生を楽しく有意義にすることが目的だよな。
お金って難しいな。特別困っているわけではないけど、無駄遣いしてしまうと不安になる。身の丈に合った暮らしでいいとか言いながら「宝くじがあたったらいいな」とか考える。だが、お金に困っているわけでもないのだから、余分に働くことなんてしなくてもいいのだ。
~仕事には楽しみもあるし、それを通じて一定の生きがいを得ることもできるだろうが、一生をそれに捧げるようなものではないと思っている。仕事の効率を上げて早く家に帰り、休暇もしっかりと取って「ライフ」の充実を図らなければならない。~
そう。一生を捧げるものでもない。目指すのは「ライフ」、私生活の充実だ。